- Mirei
タピオカ学 ①『和製英語だけど○○語!』:語源と呼び方の違い
最終更新: 2019年5月23日
こんばんは!
タピオカ愛好家の貴方も、興味本位で覗きに来た貴方も…ご訪問ありがとうございます!
タピオカ愛11年目1,200杯以上飲んできました、Mireiと申します。

昨年夏、ハワイのタピオカ店『Coffe or Tea?』での一枚。
旅行先でも現地のタピオカを探して、特色を楽しんでます♪
巨大タピオカパネル、実大のこんなタピオカがあったら幸せ…
さて、最近メディアでも「タピオカ特集」が組まれたりと、認知度が上がり、注目度も最高潮なのではないでしょうか!
タピオカの原料や生産工程の周知率も、結構上がってきましたからね。
そんな中、この『タピオカ学』では…
11年飲んできた私の素朴な疑問から生まれた分析・研究結果などを言葉にして行きたいと思います。
一言で表すのなら…ズバリ。
タピオカの ”本質” に迫って行きます!
タピオカ学、記念すべき第一回は…
基本中の基本。
「タピオカ」という ”言葉” を知るの巻。
◆ タピオカの由来、語源
◆ 各国の呼び名の違い
について、探って行きます。
◆ タピオカの由来、語源
それは、友人からの素朴な疑問でした。
友人にタピオカ巡りを付き合わせていた、ある日。
「タピオカは、なんでタピオカって名前なの?」
と、聞かれた私。
静止しました。
こーーーんなに好きなのに、私は答えられず…とっても悔しかったわけです。
初歩的なことを見落とし、タピオカの表面的な部分しか知らないことを突きつけられました。
これではタピオカを語る資格がない!と反省、徹底的に調べました。
(きっかけをくれた友人に感謝…!)
結果。
「タピオカ」は英語でも、中国語でもありませんでした。
Yahoo!の記事でもご紹介していますが…
なんと、和製英語なのです!
ブラジルの先住民の言葉の一つトゥピ語で、芋のデンプン製造法を「tipi'óka」と呼ぶことが由来とされています。(wikipedeiaより)
きっと、日本で好奇心を掻き立てる響きにするために、この「タピオカ」という言葉が選ばれたのだと思うのですが…
この名前を選んだ名付け親の方に、拍手を贈りたいです!
聞いた時にお腹が空くような、あのトゥルトゥルの粒状の見た目に凄く合っているというか、絶妙なネーミングセンス…!!
ちなみに、意外と多い和製英語の食べ物。
パン:bread、toast(ブレッド、トースト)
プリン:custard pudding(カスタードプディング)
パクチー:coriander(コリアンダー)
なんだか、共通点があるような気がしませんか?
破裂音 × 可愛い響き!
思わず連呼したくなるような、言いやすい言葉ですね。
タピオカも、これらの言葉の影響を少し受けているような気がします。
(パクチーは、タピオカの後かな?)
既に流行し、定着したモノにあやかって名付けたのでしょうか?
もし、そうだとしたら…
1992年、エスニックデザートとして最初に「タピオカ」を日本に持ち込んだ、初代仕掛け人の方は、天才ですね!!
◆ 各国の呼び名の違い
海外では、「boba」「bubble」「pearl」などと呼ばれています。
日本から出たら「タピオカ」という言葉は通じないと思ってください!
私は実体験をしていて、数年前アメリカ・ロサンゼルスで「Tapioca dink, please」と店員さんに言ったら、「What’s…?」と不思議な顔をされました(笑)

↑その時、頼んだドリンクがこちら
タピオカの呼び方別に、由来を探って行くと…
・boba(ボバ):アメリカで呼ばれることが多い
大きいを意味する台湾語「波霸」から由来。
大粒タピオカが作られるようになり、小粒との違いをあらわす為に使った名称がそのまま言葉として残ったんだとか。
・bubble(バブル):韓国、ヨーロッパで呼ばれることが多い
ドリンクに入ったタピオカが泡(バブル)に見えることからみたい。
追記:『春水堂』創業者の劉漢介さん開発の「バブルティー(泡沫紅茶)」
・pearl(パール):台湾、日本で呼ばれることが多い
中国語、台湾語でタピオカをさす「珍珠」は、和訳すると「真珠」です。
これは言わずもがな、見た目が真珠のように丸く、艶があることから。
※諸説あります
情報源:http://yoimono-note.com/2017/09/14/post-1019/
今回は初歩的なことでしたが、私自身も調べていて発見が多かったです。
トリビアのヘぇ~ボタンがあったら、連打してます。
奥が深い…ますますタピオカへの想いが募りますね!!
さて次回は、「タピオカ誕生秘話」について書きたいと思います。
お楽しみに☆
Mirei